2012年4月5日木曜日

HDD < カッコン カッコン カッコン

録画用PCのHDDから唐突に恐怖の異音が発生した際の顛末。

 

HDDはWestern Digitalの2.5インチHDDのWD7500BPVT

じつは昨年HDDが壊れていないのに壊れたと勘違いして無駄にHDDを買ってしまったことがあるので(HDD高騰寸前だったので結果オーライ。ちなみに原因はSATAケーブルでした)、

今回は落ち着いて即バックアップを取り本当にHDDが壊れたのか原因を探ってみる。

まずは本当にHDDから異音が出ているか確かめるためPCケースをディスプレイから外し(↓こんな風に設置している)耳を欹ててみる。

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が、何故か全然異音がならない。

もしかして幻聴だったりするのだろうか?と逡巡しつつ30分放置しても変化が無いのでPCの設置を元に戻して起動するとまた

カッコン カッコン カッコン

という異音が…。

 

そこからあーでもないこーでもないと半日ほど試行してみると下記のことが判明。

1. BIOS画面では異音が発生しない。

2. Linux(Ubuntu)を起動しているときも異音が発生しない。

3.. Windowsを起動していると不定期に異音が発生する(異音が鳴らないときはとことん鳴らないけど、一度鳴ると10分くらい鳴り続ける)。

4. これらを踏まえて再度本当にHDDから異音が発生しているのか確認したところ確かにHDDから音が鳴っている。

というわけで何故かWindowsを起動しているときに限り異音が発生するということがわかりました。

 

次にCrystalDiskInfoでHDDの状態をチェック。

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健康状態が正常となっているけど、これはあまり参考にならないので値の方をチェック。

するとロード/アンロードサイクル回数の値が異常に多い(約3万回)。

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参考に日立のHDD(前述の壊れたと勘違いしたHDD)を見てみるとこっちのほうが使用時間が長いのにロード/アンロードサイクル回数は約2000回と少ない。

 

ところで ロード/アンロードサイクル回数 って何?ということで調べてみると磁気ヘッドが退避エリアとディスク上を往復した回数とのこと。

つまり カッコン カッコン カッコン という音は磁気ヘッド退避している音らしい。

本来はHDDを使用していないときに退避するはずの磁気ヘッドが、使用しているにも関わらず何度も退避エリアに移動するのが今回の異音の原因。

ということまでわかったものの、何故この現象がWindowsを起動しているときにだけ発生するのか検索してもわからず、仕方なく応急処置を施しました。

 

応急処置はCrystalDiskInfoを使用。

メニューの 機能 → 上級者向け機能 → AAM/APM 設定 を開き 電源管理(APM) を 最大値(パフォーマンス(FEh)) に変更。

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すると異音が一切発生しなくなりました。

が、これはPCの電源切ると無効になるので

メニューの 機能 → 上級者向け機能 → 自動的に AAM/APM 設定を適用する。

メニューの 機能 → 常駐 と スタートアップ にチェックを入れる。

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こうすることによりWindows起動時にCrystalDiskInfoも起動しAPMの設定が有効なります。

 

この処置は消費電力と常駐アプリが増えるので本当はしたくないんだけど、HDDが高騰している現状ほいほいと新しくHDDを買うわけにもいかず残念。

あとは何故Windowsだけこうなるのかと、唐突に異音が鳴るようになった原因が知りたかったですね。

 

2 件のコメント:

  1. HDDの電源が切れているってことはないですかね?
    うちもそういえば窓だけHDDの電源切れるのかカッコンカッコン鳴る時期があったような・・・。
    窓で放置してるとその現象起きるけど、なんやかんやHDDにアクセスしてたら鳴らない、ってことはありませんでしたかね・・・?

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  2. それは確認しましたが大丈夫でした。
    電源管理の設定でHDDの電源を切らないようにしてましたし、録画等でHDDにアクセスしているときも異音は発生してましたね。

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